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結婚したら戸籍はどうなる?

投稿日:2024.04.04更新日:2024.09.25

結婚したら戸籍はどうなる?のイメージ

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当ブログでは、結婚にまつわるトピックスをさまざまな角度からお届けしています。

「結婚」をするためには婚姻届を出したり、新居を持ち居住地が変わるなどすれば、住民票を移す手続きなども行う必要が出てきますね。

結婚したら戸籍や財産にどんな変化があるのでしょうか?
今回の記事では、結婚に伴う行政手続きで変化するものを詳しくみていきます!

戸籍とは

まず最初に知っておきたいのは戸籍についてです。

戸籍とは、日本人が生まれてから死ぬまでの身分関係について登録されたものです。

本籍と筆頭者氏名、出生年月日、実母と実父の氏名、離婚や死亡についてが表示されます。

戸籍の所在する位置を本籍といい、住所と一致している場合もありますが、別物です。
本籍がある市区町村役場で管理されています。

この戸籍という仕組みを用いている国は実は少なく、海外では個人として管理されることが主流です。

戸籍の役割

戸籍制度の主な役割としては次のものがあります。

  • 家族や親戚との関係を明らかにする
  • 相続のための調査をする

以下にも記述しますが、戸籍には、出生や親子関係・婚姻関係・離婚歴・死亡といった個人の身分が明記されます。

相続の際にも正しく遺産を分けるため、戸籍は大切な証明となります。

戸籍制度の歴史

戸籍とは、元々中国に起源があるとされ、兵を集めたり税を徴収することが目的で始まったとされます。

日本には飛鳥時代に伝わったとされています。

近代になり、国家が全国の国民の情報を把握、管理することを目的に、明治4年4月4日に戸籍法が制定されました。

その後、戸籍法は何度かの改正を繰り返していきます。

戦争の際にはという大きな出来事もあり、憲法の改正のもと民主化されていった歴史を持っています。

戸籍と住民票は何が違うの?

戸籍は、「日本国民についての身分関係を登録・公証するもの」とされます。

住民票は正式には住民基本台帳と呼ばれ、「居住していることを証明するもの」です。

大学や単身赴任などで、本籍地とは別の場所に住居を持っている場合などに、その地域を明らかにします。

戸籍に書かれてあること

  • 本籍地
  • 筆頭者の氏名
  • 同じ戸籍に記録されている全員の名
  • 生年月日
  • 出生地
  • 婚姻日

戸籍謄本(戸籍全部事項証明)は戸籍全員の証明、戸籍抄本(戸籍個人事項証明)は戸籍の一部の人だけの証明です。

住民票に書かれてあること

  • 氏名
  • 生年月日
  • 性別
  • 住所
  • 住民となった年月日
  • 届出日

結婚すると戸籍はどうなる?

結婚すると、生まれてから入っていた親の戸籍を出て、夫婦の新しい戸籍を作ることになります。
これを新戸籍の編製といい、婚姻届を出すことで成立します。

そして、その際には夫か妻の姓を名乗る必要があります。
氏に変更がなかった方が筆頭者となります。

親の戸籍からは抜けるので、除籍となります。

離婚する場合は、婚姻により入った戸籍から除籍になります。
その場合には、

  • 結婚前の戸籍に戻る
  • 自身が筆頭者の新しい戸籍を作る

結婚して姓が変わった人が婚姻前の旧姓に戻る場合は、再び姓が変わります。

しかし、自身が筆頭者となって新しい戸籍を作った場合、姓は婚姻後も同じものとなります。

お子さんがいる場合によく取られる戸籍の在り方です。

戸籍法が改正される!婚姻届を出すときのスムーズな流れ

令和6年3月1日に戸籍法の一部を改正され、婚姻届を提出するとき、以前は戸籍謄本を添えなければなりませんでしたが、不要になりました!

また、戸籍証明書も最寄りの役場で取得可能になり、マイナンバーの普及により、今後はさらに簡易的になっていくとされます。

婚姻届を出せば、戸籍は自動的に変わりますが、住民票は変更されません。

ですので、変更手続きを行うようにしましょう。

お住まいの市町村が結婚後に変わる場合、以前のお住まいの役場で「転出届」を書き、婚姻届に新しい住所を書きましょう。

次に、新しい住まいの役場で転入届を書き、婚姻届に転出証明書を添えましょう。

これで住民票が新しいものになります。

自治体によって、手続きの流れが違う可能性もあるので、詳しくは各市町村へお問い合わせくださいね。

事実婚というカタチ

日本の戸籍のルールとしては上記にも記したように、結婚したらどちらかの姓を名乗る必要があります。

選択的夫婦別姓は認められていないのです。

今は女性の社会進出は当たり前ですが、9割の女性が結婚後に姓が変わっています。
キャリアのためにも姓を変えたくないと思う方も多くいます。

夫婦別姓のまま、法的には入籍せずとも結婚関係を築く「事実婚」という形をとる夫婦もいます。

日本の場合、事実婚の場合は扶養控除や医療費控除など、共同親権、相続権などの法的優遇措置をとることができません。
メリットとデメリットは、以下に事例を挙げています。

日本での事実婚のメリット&デメリット

事実婚には、メリットとデメリットが存在します。

まず、メリットとしては以下のようなものがあります。

  • 姓が変わらないので、銀行口座や運転免許証、パスポートなどの名義を変える必要がない。
  • 婚姻届を出さないので。もし離婚することになっても、パートナーとの関係を解消するための手続きがしやすい。
  • 家制度や、嫁としての役割などの昔ながらの風習からも自由度が高い。
  • 無理のない親戚付き合いや介護などの負担が軽い。
  • 社会保険や法律婚と同様に加入できる。

次にデメリットを挙げます。

  • 配偶者控除など、税制上の優遇が受けられない。
  • パートナーが亡くなっても遺産の相続ができない。
  • 二人の間に生まれた子どもは親権は母親となるが、父親は法的な親子関係がないため、父子関係の認知をする必要がある。
  • 公的な証明がないので、賃貸契約や保険の契約等でスムーズにいかないことがある。

事実婚にはメリットもデメリットもどちらもあります。

一方、海外では事実婚は法律婚とほとんど同等の扱いです。
ですので、事実婚という選択はさほど珍しいことではないのです。

社会の在り方や人の価値観、多様性の観点からも結婚制度の見直しについては、事実婚や同性婚も含めてさまざまな見解や意見があります。
→同性婚を考える記事についてはコチラ

政府は慎重な姿勢を取っていますが、今後は時代とともにどう変化してくるかが注目されています。

婚姻関係も多様化していますが、お互いよく話し合って、人生を前向きに歩むためのより良い関係を築いてゆくことが大切です!

まとめ

結婚したら変わる戸籍について、まとめました。

結婚により、戸籍が新しく編成されます。
法律にのっとり、夫か妻どちらかの姓を名乗る必要があります。

日本では女性が圧倒的に姓が変わることがいまだに多いですが、海外では法的にもさほど変わらない事実婚を選択する人も珍しくありません。

今後の時代の変化により、結婚制度の在り方は変わってくる可能性があります。
多様な価値観を受け入れていくことができるとより多くの方が幸せになれるかもしれませんね。

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