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もらって嬉しい引き出物の選び方とマナー

投稿日:2023.10.06更新日:2024.10.04

もらって嬉しい引き出物の選び方とマナーのイメージ

平安時代に始まったとされる引き出物の文化は、時代とともに変化しながらも、感謝の気持ちを表す大切な習慣として現代まで続いています。この記事では、引き出物の歴史、意味、選び方から最新の傾向まで解説します。

さらに、2024年現在の人気アイテムや、持ち込み料についての注意点まで、結婚式を控えたカップルに役立つ情報が満載です。この記事を読めば、あなたの結婚式にぴったりの引き出物が見つかるはずです。

引き出物とは?

引き出物の起源

引き出物が始まったのは平安時代と言われています。
宴を催した貴族が客へ贈り物を差し上げるため、庭先に馬を「引き出した」ことが起源だと言われています。
その後、時代とともに贈り物は金品へと変わり、次第に宴の客へ渡すお土産を「引き出物」と呼ぶようになったと言われています。

現在は引き出物を贈ることは、ご祝儀に対するお返しの意味も含まれます。

引き出物の内容

地域の風習などにもよりますが、引き出物の内容は、一般的にメイン・引き菓子・縁起物の3アイテムがセットです。
おめでたい席では偶数は「割れる・別れる」などのを連想させるので、縁起が悪いとされました。
ですので、引き出物は奇数にした方がよいとされています。
昔ながらの風習を大事にされる地域も方やお年寄りが多い結婚式でしたら、少し気をつける方が良いですね。

  • メイン・・・カタログギフトやお皿など
  • 引き菓子・・・日持ちするお菓子(バウムクーヘンなど)
  • 縁起物・・・昆布や鰹節などの縁起がいいとされる食料品

しかしながら、最近ではメインに予算をかけて、「メイン+1品」という選び方をするカップルも多くなっているそうです。

引き出物相場

引き出物の相場は、メインの引き出物がご祝儀の約10%程度、引き菓子と縁起物はそれぞれ1,000円~1,500円とされています。
こちらも地域によって差がありますので、親御さんにも相談するといいかもしれないですね。
そして、ご祝儀の金額によっては、贈り分けをすることもあります。

  • 友人や同僚など、対等な立場の人に対しては、3,000円~7,000円程度
  • 上司や親族など、目上の人に対しては、5,000円~10,000円程度

贈り分け

ご祝儀は立場や年齢などでも、金額は違うもの。
また、ゲストの年齢に合わせた趣味を考慮するという意味でも贈り分けは良い選択かもしれないですね。
しかし、あからさまな贈り分けは失礼に当たります。
包装などは統一して、ゲストには区別できないような配慮が必要です。

贈らない方がいい引き出物

最近は気にされない方も増えてきましたが、引き出物を選ぶ際に気をつけたい、縁起が悪いアイテムも知っておくと安心です。

  • 刃物・・・縁を切る
  • 櫛・・・苦・死を連想
  • 割れ物・・・夫婦の仲が割れる(ガラス・花瓶)
  • 消え物・・・幸せが消える(食料品・洗剤)

他にも、電車などを使って帰るゲストにとって大きく重いものなどは申し訳ないですし
夫婦の名前や写真が入った品物も避けた方が無難です。

しかしながら後述しますが、絶対の厳しいルールはありません。
最近では、お皿などの割れ物や食器洗剤などを選ぶ方もいらっしゃいます。

もらって嬉しい引き出物

記念品(メイン)

メインの記念品は引き出物の主役。
高級品でありながら実用的なものが喜ばれます。
ゲストが選べられるギフトだと、様々なジャンルが揃っているので好みや年齢の違いに対応できます。

  • カタログギフト
  • ブランド食器
  • 高級タオル

引き菓子

引き菓子は、披露宴のお土産としてゲストへ贈るお菓子です。
日持ちするお菓子や個包装のものなどが喜ばれます。

  • 焼き菓子(バウムクーヘン・焼き菓子など)
  • 和菓子(紅白饅頭・金平糖など)

バウムクーヘンは、年輪のように「幸せを重ねる」という意味があり、引き出物としては定番ですね。
また、新郎新婦が生まれ育った土地のお菓子など、縁のある引き菓子も素敵です。
ご自宅に帰ってからも、ご家族が喜んでいただけるものを選びましょう。

縁起物

  • 鰹節・・・夫婦円満や長寿の象徴
  • 昆布・・・よろこんぶ(喜ぶ)
  • 梅干し・・・長寿

古来より日本人は特に縁起を担ぐことを大切にしてきました。
地域のしきたりなどをも踏まえて、式場やご家族に相談しながら選ばれると良いですね。

2024年みんなが選んでいる引き出物

現在みんなはどんな引き出物を選んでいるのでしょうか。以下にカテゴリ別にご紹介します。

定番/人気のカテゴリ

  • 食器: 洋食器(プレート、カップ&ソーサー、カトラリーなど)、和食器(茶碗、湯呑み、箸など)問わず人気です。特にウェッジウッドやディズニーは人気が高いです。
  • キッチン用品: 調理器具、カトラリー、キッチンツール等の実用品が選ばれています。
  • タオル: 自分では選ばないような高級タオルやブランド品が喜ばれます。
  • グラス: 「割れ物」ですが、最近ではこだわらずに贈られることが増えています。機能性の高い二重タンブラーや、ブランドのグラスの人気が高まっています。
  • ギフトカタログ: 選べる楽しさがあり、持ち帰る手間が省けるカタログギフトは根強い人気があります。
  • 食品: スイーツ(焼き菓子、チョコレート、和菓子など)、調味料、お茶、コーヒー、ジャムなどです。日持ちする個包装のものが選ばれます。鰹節・梅干し・昆布・赤飯など、昔ながらの縁起物が今でもよく選ばれています。
  • 体験ギフト: 旅行券、スパ体験、美容体験や料理教室のチケット等、引き出物の内容も「モノ」から「コト」へと変化しています。

2024年人気のカテゴリ

  • サステナブルギフト: エコバッグ、マイボトル、オーガニック食品など、環境に配慮した商品が増えています。
  • オリジナルギフト: 新郎新婦の名前が入ったもの、結婚式のテーマに合わせたデザインのものなども贈られます。
  • 地方創生ギフト: 地元への貢献の意味で、地域の特産品や工芸品などを贈ることも人気です。
  • デジタルギフト: 電子書籍、動画配信サービスのギフト券などのギフトは、荷物にならないのが最大の魅力です。

その他

  • インテリア雑貨: 時計、フラワーベース、フォトフレームなど
  • 美容グッズ: コスメセット、アロマオイル、バスグッズなど
  • 家電: 小型家電(ミキサー、炊飯器など)
  • 文具: 高級筆記具、革製品など

引き出物の持ち込み料とは?

引き出物の持ち込み料は、式場と提携していない外部の業者から買った引き出物を会場に持ち込むときにかかる料金です。この料金は、式場の利益を守るためや管理・保険のために設定されています。

持ち込み料は、メインの引き出物だけでなく、引き菓子や縁起物にもかかることがあります。ゲストが多いと、全体の金額が大きくなることもあります。しかし、カード型の引き出物やデジタルギフトを使うことで、持ち込み料を減らせることもあります。

また、引き出物の外部業者が持ち込み料を負担してくれる場合や持ち込み料がかからない式場もありますので、確認しておきましょう。

引き出物にはふたりの気持ちをしっかり込める-最後に

引き出物は単なるお返しの品ではなく、新郎新婦の感謝の気持ちを形にする大切な要素です。ゲストの立場や年齢、好みを考慮しつつ、自分たちらしさも取り入れることで、より思い出深いものになるでしょう。

環境に配慮したサステナブルギフトや、体験型のギフト、さらにはデジタルギフトまで、選択肢は増えてきました。また、地域の特産品を選ぶことで、地方創生にも貢献できるという新しい視点も生まれています。

引き出物選びに絶対的な正解はありません。伝統的な慣習を尊重しつつも、時代に合わせた柔軟な発想で、ゲストに喜んでもらえるものを選びましょう。最終的に大切なのは、新郎新婦の想いがしっかりと込められていることです。

この記事が、あなたの素敵な結婚式の一助となれば幸いです。末永くお幸せに。

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