カテゴリー:ウェディング準備
結婚式の変化&これからの真価
投稿日:2023.09.26更新日:2024.11.05
みなさまの人生最高の一日の演出をウェディングムービーでお手伝いしている、京都エタニティです。
あなたは「結婚式」と聞いて、どんなシーンを思い浮かべますか?
豪華なドレスに身を包んで、大勢のゲストに祝福される、そんな伝統的な結婚式でしょうか?
それとも、少人数でアットホームな雰囲気の中で、大切な人と誓いを交わしたいと考えていますか?
結婚式は時代とともに変化を続けており、私たちの価値観やライフスタイルを反映する鏡のような存在だと言えるでしょう。
この記事では、結婚式の歴史を紐解きつつ、現代の結婚式が見せる多様性と、その背景にある社会の変化について探っていきたいと思います。
目次
1980年代のとにかく派手婚
この頃の結婚式のトレンドはズバリ派手婚でした!
ゴンドラやスモーク、レーザー光線など、まるでアトラクションのような豪華な演出!
お色直しも何度もしてウェディングケーキも高ければ高いほどいいという、派手さを競うような傾向がありました。
若い世代からみると、もしかしたら新しく見えるかもしれませんね!
今となっては珍しい結婚式の演出も、年齢層高めの方のゲストに喜んで頂くかもしれません^^
ダイアナ妃とチャールズ皇太子の結婚式
ダイアナ妃とチャールズ皇太子(当時)の結婚式が、1981年7月29日にロンドンのセントポール大聖堂で行われました。
ダイアナ妃のウェディングドレス
ダイアナ妃が着用したドレスは、象牙色のタフタとアンティークレースを使用し、約7.6メートルもの長いトレーンが特徴的でした。 多くのデザイナーが彼女のスタイルを模倣しました。
ウェディング業界への影響
ロイヤルウェディングは豪華で伝統的なスタイルのため、ウェディング業界においてもセレモニーの形式やウェディングプランに影響を与えました。
豪華なウェディングケーキ、多数のブライダルパーティー、教会での挙式などが再び注目を集めました。
ダイアナ妃とチャールズ皇太子の結婚式は、単なるロイヤルウェディングを超え、1980年代のファッションと文化、さらには世界中の人々の結婚式に対する考え方にまで影響を与えた象徴的な出来事でした。
1990年代に地味婚と成婚パレード
1990年代前半に、バブルが崩壊します。
それに伴い、結婚式は180度の方向転換をし、お金をかけずに行う地味婚が主流となっていきます。
しかしながら、1993年には当時の皇太子ご夫妻のご成婚もあり、日本中は一気にお祝いモードに包まれました。
パレードには19万人もの人が沿道を埋め尽くしたそうです。
皇太子妃雅子様(当時)は純白のローブデコルテにジャケットを羽織られ、当時の皇后さまから譲り受けられたティアラと、贈られたばかりの勲一等宝冠章を身につけられました。
その美しいドレス姿に憧れる方も多くいらっしゃったことでしょう。
90年代後半からおめでた婚&ナシ婚!?
この頃になると、有名芸能人が結婚と同時に妊娠を報告するということが続き、おめでた婚がブームになります。
世間をびっくりさせるカップルたちですが、しっかりと家庭を築いて歩み出そうとする姿を見せることで、周囲に納得して頂けるんだという新しい価値観も生まれ始めました。
そして、なんと結婚式を挙げないというナシ婚も選択も一つの選択肢になりました。
その代わり、何か記念に家族旅行をしたりするなど、無理のないスタイルを取るという方も多くいました。
2000年代に突入!アットホームスタイル
この頃になると、結婚式をゲストと共に楽しむというアットホーム婚が流行ります。
レストランで行う少人数のフランクな結婚式が好まれ始めます。
また、庭やプールがある一軒家を貸切って行う、こじんまりとしつつも温かいスタイルが若い世代にウケて、ゲストハウスの会場がたくさん作られました。
外資系のおしゃれなウェディングスタイルも人気を集めながらも、和装の良さに気づく方も増え始めるという、それぞれの個性を活かしたオリジナル婚へと突入します。
2010年代のきずな婚
これまでの結婚式のスタイルの流れから、結婚式そのものには様々なスタイルがあるという大前提の上で、さらに新たな価値観が生まれます。
2011年には東日本大震災があったこともあり、ふたりの繋がりや家族の大切さに重きを置いたきずな婚がという言葉が生まれました。
震災を機に、いつもずっと一緒にいられるということが当たり前では無いと気づいたカップルたちが結婚を決めたり、また家族や身内、親友といった本当に大切な人への「感謝」の気持ちを表す手段として結婚式をするということも生まれ始めました。
コロナと共に2020年代は・・・
そして、今現在の2020年代です。
この年代は、やはりコロナ禍のことを避けて通れません。
結婚式をしたくてもできないという方達がたくさん溢れてしまいました。
新婚旅行にも行きづらい時期が長く続きましたよね。
コロナ禍においては、2人だけで結婚式をし、ゲストはリモート参加といった過去には考えられないような結婚式のスタイルが生まれました。
ですが、そんな時だからこそ、結婚式の真価は問われます。
これからもたくさんの困難と向き合う覚悟を決め、これまでお世話になった方や大切な方との繋がりをきちんと確かめ合うものが結婚式と言えるかもしれません。
結婚式の形式は変わっても本質は変わらない
こうやって結婚式の歴史を振り返ると、結婚式には時代とともに変化する社会の価値観や経済状況、そして個人の好みが反映されていることがわかります。
しかし、形式や規模が変わっても、結婚式の本質は変わっていません。
それは、二人の愛を誓い合い、家族や友人との絆を確認し、新しい人生の門出を祝福する場であるということです。
特に近年の「きずな婚」の概念は、結婚式が単なるセレモニーではなく、人と人とのつながりを深める貴重な機会であることを再認識させてくれました。
これからの結婚式は、さらに個性化し、カップルの価値観や生き方を反映したものになっていくでしょう。
同時に、デジタル技術の進化により、新たな形の参加や祝福の方法も生まれるかもしれません。
しかし、どのような形であれ、愛し合う二人が新しい人生を歩み出す瞬間を、大切な人々と共に祝福するという結婚式の本質は、これからも変わることはないでしょう。
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